No.31  2004年8月上旬号 (8月3日発行)     写真はクリックで拡大

電卓開発40周年


SHARPのホームページによれば、電卓が1964年(昭和39年)に開発されて、
今年は
40周年という。
20世紀に発明された身近のもので一番役に立っているのは、電卓のような気がする。
今、我が家にある電卓類を整理してみた。


写真 形名 購入年 メ    モ
HEMMI 1959
(S34)
電卓が登場するまでは、加減計算はソロバン、乗除、指数計算はもっぱらこの計算尺であった。
会社へ入社後もしばらくはお世話になった。
計算尺についてはこちらのホームページに詳しい。
なし SHARP
1968頃
(S43)
入手した電卓の1号機は、1968年頃と思う。
蛍光表示管による緑の表示で、加減乗除のみ。
便利になったものだと感激したものである。
CASIO
fx-5000
1975頃
(S50)
本格関数電卓である。液晶表示、ボタン電池。
仕事で長い間お世話になった。
現在も電池が健在で完動する。
CASIO
AQ-1700
1983
(S58)
加減乗除計算、時計、アラーム付。
ポケット版の携帯用として購入。
現在電池切れ状態。
SHARP
PA-7000
1988
(S63)
カレンダー、スケジュール、電話帳、メモ機能付の電子手帳漢字辞書、英単語辞書が別カードで取り付けられる。
漢字辞書は役にたった。現在も完動。
CE 不明 ハンディなスケルトンタイプ。
海外旅行時のレート換算用に購入。

現在も完動。
Maruman
でか
不明 この機種から太陽電池型。
老眼化に対応して、大型の卓上版として購入。
現在も完動するが、すこし暗いと表示しない。。
aurora
B30
不明 太陽電池型の携帯用として購入。
名詞サイズ。
現在も完動。
CASIO
fx-911v
1993
(H5)
仕事用に太陽電池型関数電卓として、fx-5000から買換え。
今ではほとんど使う事もないが完動する。
SHARP
PA-700
1996
(H8)
電話帳、スケジュール、メモ、世界時計、換算機能付電子手帳。英数字カナが入力できる。
携帯用電話帳として購入。
CE 1999
(H11)
名詞サイズのカード型。
現在、手帳にはさんで携帯している。
携帯用として現在現役。
SHARP
EL-770A
2003
(H15)
大型の卓上用として、買換え。
現在現役。
携帯電話
D251is
2003
(H15)
携帯電話に付属の電卓。
現役であるが、なんとなく使い勝手が悪い。

編集後記とWhat's New

三国志(第三巻)


三国志(三巻)

吉川英治著

講談社


三国志に登場する人物で、
張飛(ちょうひ)を紹介しよう。

姓は張、名は飛、字は翼徳。

劉備との最初の出会いは、
劉備が賊に囲まれ、張飛が助けた時である。
この時の様子は、次のように描かれている。

『豹頭環眼、雷のような声で、くわっと
睨めつけると、賊の小方らは
足もすくんでしまった。
腰の剣も抜かず、寄り付く者を
とっては投げた。
投げられた者は皆、脳骨をくだき、
眼窩は飛び出し、またたくうちに
碧血の大地、惨として、
二度と起き上がれる者はなかった』

劉備の故郷の桃園で、関羽とともに、
劉備を主君ととして、義盟を結んだ。

性格は直情径行、大酒飲みで、
酒の上での失敗も多い。
しかし、
憎めない人物として描かれる。



現在手持ちの電卓は、
電池さえ入れてやれば、全て
動作するはずだ。
電気製品が電子化されて、
製品の寿命と信頼性が大幅に
アップしたことに驚く。
子供の頃のラジオは、
よく真空管が切れた物である。


カレンダー、スケジュール、メモ機能の
ついた、電子手帳を、
幾種類か使ってみたが、
使い勝手は、やっぱり
筆記形の
手帳に変わるものはない。


定年退職後、
携帯電話は、ほとんど無用の長物化
しているが、それでも手放せない。
もったいないものだ。


携帯電話には電卓が付属しているが、
どうも使い勝手が悪い。
現在の電卓タイプで携帯電話が
付属したものがほしい。




No.32  2004年8月中旬号 (8月13日発行)     写真はクリックで拡大

九段の桜



詩吟の練習も第3曲目となった。本宮三香作『九段の桜』である。

至誠烈烈貫乾坤
(至誠烈烈乾坤を貫く)
忠勇誉高靖国門
(忠勇の誉は高し靖国の門)
花満九段春若海
(花は九段に満ちて春海の若し)
香雲深処祭英魂
(香雲深き処英魂を祭る)

<通釈>
(大雅流頌風館テキスト第二巻から引用)
国のために戦い死んでいった者たちの誠の心は、烈々としてこの天地の間を
貫くほどのものがあった。
その忠義武勇の誉れは、靖国神社の大鳥居のように高く尊い。
春を迎えた靖国の社には、今年も桜の花が咲き乱れ、風に揺れて、
あたかも海のように見える。
群がり咲く桜の中に、英霊は祀られ、安らかに眠っているのである。

<作家の本宮三香>

昭和の10年代に活躍された、千葉県出身の作詞家。
インターネットで検索してみたが、詳しいことはわからなかった。



詩吟は、流派によって、節まわしはかなり違うようである。

私が習う大雅流頌風館と流派は違うが、
この九段の桜を、インターネットのこちらから聞く事ができる。


編集後記とWhat's New

三国志(第四巻)


三国志(四巻)

吉川英治著

講談社


三国志に登場する人物で、
関羽(かんう)を紹介しよう。

姓は関、名は羽、字は雲長。

劉備との最初の出会いの様子は、
次のように描かれている。

「彼方から一頭の逞しい栗毛を飛ばして、
『待てっ、待てえ』と呼ばわりながら
駆けてくる者があった。
胸まである黒髭を春風になぶらせ、
腰に偃月刀の佩環を戞々と
ひびかせながら、手には
緋総のついた鯨鞭をもった
偉丈夫が、その鞭をあげつつ
近づいてくるのであった」

その見事な髭(袋につつんでいたという)
から、
美髭公と呼ばれていた。

劉備の故郷の桃園で、張飛とともに、
劉備を主君ととして、義盟を結ぶのであった。



今年も終戦記念日の8月15日がやってくる。
この頃になるといつも
靖国神社のことで騒がしくなる。

詩吟『
九段の桜』を機会に
靖国神社についてインターネットで
調べてみた。
靖国神社のホームページはこちら


毎日猛暑が続いている。
今年の夏は、戦後
最も暑い夏
なりそうとのことである。

昨年までは冷房の元での仕事であったが、
今年は、炎天下での草刈も
しばしばである。
今日もビールがうまい。


田んぼでは、稲穂が黄金色に色づき
頭もだいぶうつむいてきた。
刈り取りまで、後半月。
刈り取りまで、台風がこない事を
切に祈る。


『三国志』第四巻から、
いよいよ劉備玄徳に次ぐ主人公、
諸葛孔明(しょかつこうめい)の
登場である。
ストーリの中盤となって
ますますおもしろくなってきた。




No.33  2004年8月下旬号 (8月25日発行)     写真はクリックで拡大

小さな旅 -京都広河原の松上げ-


8月24日、地域の先輩に誘われて、
京都山里の伝統行事、広河原の松上げを見に小さな旅をした。

松上げ』は、京都と若狭を結ぶ、若狭街道に沿った山間の村々に伝承されてきた、
愛宕の神を信仰する献火の行事である。
起源は定かでないが、江戸時代にはその記録があり、
その後、長い年月の間にいつしかお盆の送り火とも接合して、山里の夏の終わりを
飾る火祭りとなって定着したという。

『松上げ』とは、松明(たいまつ)を上げるという意味。

『松上げ』の詳細はインターネットのこのサイトから動画で紹介されている。


場所は京都市左京区の山里、
広河原で行われる。
河川敷の中央に、高さ20mの
高木(灯籠木)が準備され、その回りに
1200本の松明立てが立てられる。
午後8時半
京都市登録
無形文化財保存会
メンバー約70人によって、
約1200本の松明に火がつけられ、
河川敷全体が、
炎の海となる。
中央の灯籠木を囲んだ若者が、
ヒノキの細木の束(
放りあげ松)に
火をつけて、束に取り付けたひもを
勢いよくまわして、上空へ放り投げ、
灯籠木先端の
大笠に点火させる。
放りあげ松が3つ、4つと
大笠に入って炎に包まれると

行事は最高潮となる

最後に、灯籠木が一気に引き倒され、
大きな炎となって、行事が締めくくられる。

編集後記とWhat's New

三国志(第五巻)


三国志(五巻)

吉川英治著

講談社


三国志に登場する人物で、
第二の主人公、
諸葛亮を紹介しよう。

姓は諸葛(しょかつ)、名は亮(りょう)、
字は孔明(こうめい)。
容貌は身の丈八尺(184cm)、
顔は白玉の如く、頭に青い頭巾をかぶり、
飄々として神仙の観があるという。

劉備は孔明を登用しようと草庵を
訪れたが逢えない。
劉備は関羽、張飛と伴って、三度目の訪問で
ようやく対面し、
三顧の礼をもって、
軍師として迎える。

劉備との最初の出会いの様子は、
次のように描かれている。

『玄徳はまず彼(孔明)の語韻の清清しさに
気づいた。低からず、高からず、
強からず、弱からず、一語一語に
何か香気のあるような響きがある。
余韻がある。
たとえていえば、眉に江山の秀をあつめ、
胸に天地の機を蔵し、ものを言えば、
風ゆらぎ、袖を払えば、薫々、花のうごくか、
嫋々竹そよぐか、と疑われる
ばかりだった』



京都広河原の『松上げ』行事は、
豪快な男性的な火祭りであった。

広河原は京都市街から2時間程北の
田舎町で、過疎化も進んでいると思われる。
同様の過疎地域のものとして、
伝統行事を守る保存会の皆さんの
苦労がしのばれる。


放りあげ松が描く光の放物線の写真を
撮りたかったが、デジカメ撮影の腕が未熟で
撮れなかった。残念。


田んぼでは、稲穂が黄金色に色づき
もうすぐ刈り取りである。
地域の営農組合所有の
コンバイン(刈取り機)の点検整備も
完了した。
今年は、コンバインのオペレータ
見習いである。


先日の台風15号の影響で、
稲が倒伏しかかっている。
今また、次の大型台風16号の動きが
不気味である。