No.65  2005年12月上旬号 (12月15日発行)     写真はクリックで拡大

2005年 今年の紅葉

12月になって毎日寒い日が続いている。ここ数日の朝は、氷点下2〜3℃で
毎朝霜で真っ白である。
しかし、11月の中ほどまでは、比較的暖かい日が続いていたせいか、
今年の紅葉の色づきは昨年に比べても、もうひとつのようであった。

11月16日、初めて訪れた天滝は、あいにくの雨模様であったが、
落差98mの滝とその水量は見事であった。
日本の滝100選に選定されているという。

11月27日に訪れた、室町幕府を開いた足利尊氏ゆかりの
安国寺では、丁度、足利尊氏生誕700年祭を催し、武者行列を行っていた。

11月16日  兵庫県養父市大屋町天滝公園
11月21日  関西花の寺第四番 高源寺(兵庫県丹波市)
11月21日 西国薬師霊場第二十六番札所 長安寺(京都府福知山市)
11月27日 足利尊氏ゆかりの安国寺(京都府綾部市)
安国寺で足利尊氏生誕700年祭 11月27日 大本梅松苑(京都府綾部市)

本(半X)
編集後記とWhat's New

五木寛之ブックマガジン(秋号)
(KKベストセラーズ発行)



五木寛之ブックマガジン第2弾(秋号)には、
第一特集として、北欧を舞台にした小説、
『霧のカレリア』
『白夜のオルフェ』
『白樺のエンブレム』
が掲載されている。

これらの小説は、
五木寛之氏が33歳の1965年に、
横浜港よりソ連船バイカル号で出国し、
3カ月間、ソ連、北欧を旅した経験を
元に書かれた小説である。

北欧フィンランドのヘルシンキ、
スウェーデンのストックホルムが
舞台である。

これらの小説からは、
『霧』『白夜』『白樺』といったキーワードが
良く似合う、一種独特の北欧の雰囲気を
感じさせてくれる。

第二特集は、
五木寛之が新婚生活を始めた場所である
古都・金沢を舞台にした小説、
『小立野刑務所裏』
『聖者が街にやってきた』
『浅の川暮色』が掲載されている。



五木寛之氏の小説を読んでいると、
なんとなく読みやすく、
頭にスーと入ってくる気がする。
文章の『。』から『。』までのフレーズが
短いからではないかと思われる。



11月の中頃から
インターネットで若干の株を買って、
ネット株を楽しんでいる。
インターネット上で、
リアルタイムに株価の変動が表示
されるのを見ていると、
改めてインターネットの便利さを
感じる。

今年の夏ごろから急激に株価が
上昇していたが、
昨日(11/14)と今日(11/15)は
大幅に下落してしまった。
上がっている時はもっと上がるような気がして、
手放せず、売るタイミングは
本当に難しいものである。

民間の今年のボーナスは
史上最大とのことなので、
まだまだ株が上がることを
期待することにしよう。


今年も余すところ2週間となった。
ここ連日、あちこちで大雪のようで、
12月としては記録的な雪であるらしい。

さいわい今のところ、この地区では
積雪はないが、雪のない正月を
迎えたいものである。




No.66  2005年12月下旬号 (12月31日発行)     写真はクリックで拡大

今日で三和町は閉町、明日からは福知山市


『平成の大合併』とも『究極の行財政改革』ともいわれる
この度の市町村合併によって、我三和町は、今日で50年の歴史を閉じ、
明日、平成18年1月1日からは、福知山市となる。
昭和31年(1956年)の町制施行により、三和町として発足以来の50年の幕を閉じることとなる。

その間の約30年間は、阪神地区で生活していたためか、三和町の閉町にあたり特別の感慨はなく、
今後の生活の場である新・福知山市としての発展を望むのみである。


平成7年(1995年)に
三和町史編さん委員会によって発行された
『三和町史』全3巻である。

第1巻は、
原始・古代・中世から近世までの通史と
三和の民俗や文化財などが
詳細に記されている。

第2巻は、
通史編として、明治、大正、昭和の
データが収められている。


第3巻は、
資料編として、古代から現代にいたる
三和町域に関わる史資料が
収録されている。

当時に購入したままで、
積読状態であったが、
今となっては貴重な資料である。

いつかゆっくり目を通したいものである。


上の写真は、三和町記念誌として
このたび発行されたもので、
三和町50年の歴史が、
写真と統計資料にまとめられている。

50年前に、7,600人だった人口が、
今、4,300人と約45%も
減少した事実が冷酷に記されている。

左の冊子も、このたび発行されたもので、
三和の貴重な文化財が
紹介されている。


右の写真は三和町の広報として
発行されてきた『広報みわ』の
最終号である。

昭和30年の7月に
『三和村だより』として発行されて以来
360号であるという。

本号では、過去の歴史が
広報記事と年表に紹介されている。


本(半X)
編集後記とWhat's New

女信長(毎日新聞に連載)


今年の1月から、毎日新聞に、
『女信長』という小説が連載され、
12月28日に294回で終わった。
(写真はその最終回分の一部である)

作者は、1999年に『王妃の離婚』で
第121回直木賞を受賞された、
佐藤賢一氏である。

小説のストーリーは、
織田信長は、実は女であったが、
男と偽って生涯を送ったとの
前提で、この小説は組み立てられている。
なんとも大胆な発想である。

作者によれば、
信長が女であったと考えたほうが、
『桶狭間の戦い』や、『延暦寺の焼打ち』、
浅井長政、明智光秀との関係なども
歴史上の事実とつじつまが合うというのである。

そして、小説の最後もドラマチックである。

『徳川家康の千恵袋で、家康に
大阪城を攻めさせた、天海和尚は、
実は、信長を討った明智光秀の生き残りで
あった』と・・・・・・・・・・・・。



平成17年(2005年)が
閉じようとしている。

今年も激動の一年であった。

今年の最大のニュースは、
『小泉劇場』といわれた、小泉首相による
9月の衆院解散と総選挙の圧勝である。
来年は、この『2005年体制』で、
更なる改革を推進願いたい。

小泉改革の一方で、
107名が死亡した、4月25日の
JR福知山線の脱線事故は、
あまりにも痛ましい事であった。

さらに、耐震データ偽造事件や、
幼い子供が殺害される事件が
相次いだ年であった。


一方、今後の景気を占う株価は順調であった。
日経平均株価は、12月29日には、
00年9月以来、5年3ケ月ぶりの
1万6千300円台を回復し、
絶好調の一年であった。

さすがに、30日の大納会は、
少し遠慮して、1万6千111円で
今年の取引を終えた。

今年1年で40%も上昇し、
バブル崩壊後最高の上昇率であるという。

来年もまだ、期待できそうである。