No.73  2006年4月上旬号 (4月14日発行)     写真はクリックで拡大

マイロボットの組立(第4号、第5号、第6号)


マイロボットは1号から6号までの組立が1ステージで、ここでロボットの頭部が完成する。
上の写真のように、頭部テスト用スタンドを取付けて、後頭部の電池ボックスに、
単3乾電池3個をセットすると動くようになり、頭部の動作試験が行える。

頭頂部を手の平で触れると、両目のLEDを橙と赤に点滅させ、
両耳を青色に点灯させながら、上下にうなづくような頭の動作をするようになる。

手の平の触れを検出するタッチセンサーとは、どのような原理で動作するのであろうか。
解説によると、
タッチセンサーは、実際には『静電容量変位計』と呼ばれるもので、
頭頂部に手の平を接触させると、第6巻で取付けたタッチセンサー部の
静電容量の変化を検出しているとの事である。

マイロボットのホームページの記事にしたがって、
タッチセンサー部にアルミ箔を挿入したところ、検出感度がかなりよくなった。

第4号の部品一式 LED付ボードに
第2マイクを取付けて
左目として取付
右耳にLEDを取付、
2号の電池ボックスに
電池カバーを取付
第5号の部品一式 LED付ボードに
第3マイクを取付けて
右目として取付
3号で組立てた
頭部モータ
ユニッを組込み
第6号の部品一式 タッチセンサーボード、
タッチセンサーを付けて
配線を行う
前後の頭部ケースを
組合わせる

本(半X)
編集後記とWhat's New

金持ち父さん     
    貧乏父さん

ロバート・キヨサキ
シャロン・レクター
共著
白根美穂子訳

筑摩書房

この本は、2000年に発行され、
当時ベストセラーになったものである。

著者ロバートは、
日系4世で、ハワイで生まれ、
今アメリカで
『金持ち養成学校の先生』と
呼ばれている。

著者は言う。
『今、学校ではお金のために働くことを学ぶ。
だが、お金を自分のために
働かせる事を学ばない。
お金を自分のために一生懸命
働かせる事を学べば、
あなたの人生はより楽に、
よりしあわせなものになるだろう』・・・と。

確かにわが人生を振り返るに、
お金に対して、あまりにも
淡白であった事を反省するものである。



外へ出ると、今、桜が丁度満開である。
今年の冬は寒く長かったせいか、
桜の開花が遅く、
梅と桃と桜がほとんど同じ頃に
咲いたような気がする。

このところ天候もよくなくって、
今年の桜はもうひとつである。




マイロボットは今回の6号で、
頭が動くところまで出来た。
これから、手や足が動き、
言葉を聞き分け、話すようになるまでに、
1年半かかる予定である。
まだまだ先が長いことである。




No.74  2006年4月下旬号 (4月27日発行)     写真はクリックで拡大

マイロボットの組立(第7号、第8号、第9号)

マイロボットの組立は、第7号から新たな第2ステージがスタートした。

第7号から第14号までの第2ステージの組立が完成すると、
頭部に組込まれた複数のマイクとサウンド追跡モージュールによって、
音源の位置を特定し、頭を上下だけでなく、左右にも動かして、
音源の方向に向かって愛嬌を振りまく機能が完成するようである。

第7号から第9号は、頭部の左右運動を可能にするモーターとギアを収納する
モーターボックスの組立である。

説明書通りに行えば、きわめて簡単な組立であった。

第7号の部品一式 モーターボックスに
ギアシャフトと
ドライブベルトを取付
裏面の状態
第8号の部品一式 第7号の
モーターボックスに
新たなギアを追加取付
第8号に付属の
モーターボックスカバー
第9号の部品一式 モーターボックスに
モーターを組込み
ドライブベルトで連結
第8号に付属の
モーターボックスカバーを
かぶせてビスで締付け

本(半X)
編集後記とWhat's New

戦争を知らない人のための
靖国問題


上坂冬子著

文春新書

文芸春秋社
発行

最近、我国と中国や韓国との関係で、
靖国問題が騒がしい。

著者は1930年(昭和5年)
生まれで、戦時中、軍需工場に
学徒動員されたこともある
ノンフィクション作家である。

すでに戦中派の我々の年代も含めて、
戦争を知らない世代が、80%を
占める時代となっているという。

『戦中と占領下の苦難を知らずして、
靖国参拝の是非を軽々しく
判断できるのか?』との観点で
靖国問題を解説し、論じている。

本書の最終章では、
中華人民共和国の胡錦濤主席、
大韓民国の盧武鉉大統領宛ての
声明書(著者の私案)が掲載されている。

著者の靖国神社参拝を肯定する論理は、
戦争を知らない我々を
十分に納得させてくれる。


ホンダ ASIMO

(写真はホンダのHPから借用)

ソニーのロボット犬『AIBO』に対し
ホンダの2本足歩行ロボット『ASIMO』も
有名である。

ホンダのホームページでは、
ASIMOが来客の受付をして案内したり、
飲み物を運搬するなどの様子が
動画で紹介されている。

少し前のテレビで、
子供たちと共に走り回るASIMOの姿が
映し出されていた。
(ちなみに、ASIMOの身長は130cm、
体重は54kgとのこと)

ホンダでは、
家庭でのお手伝いさんとして
個人で購入できるくらい
安いコストで生産できるようにしたいと
考えているという。


将来、高齢化核家族の進んだ
老人社会において、頼もしい助っ人に
なるかもしれない。