No.75  2006年5月上旬号 (5月13日発行)     写真はクリックで拡大

マイロボットの組立(第10号、第11号)

(トヨタのトランペット奏者『パートナーロボット』。写真はトヨタのHPから借用)

マイロボットの組立は第11号まで進んだが、まだ目に見えるような大きな進展はない。

第10号からは、ロボットの首を左右に回す運動システムの組立が始まった。
第1ステージで組み立てたテスト用スタンドを取り外し、
ロボットの首部分に、首回転用ギア、オプチカルエンコーダーディスク、そして
オプチカルエンコーダーボードの取り付けである。

第11号に付属してくる部品は、ロボットの神経系統中枢の一つとなる
バッテリーケースであるが、今回は特別の組立もなく部品の確認のみであった。

上の写真はトヨタが開発したトランペットを演奏するロボットである。
2005年愛知万博で演奏デモを行ったそうで、人間の唇の動きができる
人口唇を持っているという。
演奏の状況はトヨタのホームページから動画で見られる。

第10号の部品一式 ロボットの首部に
オプチカルエンコーダの取付状態
第11号の部品一式
バッテリーケース上部
第11号に付属するバッテリーケース周辺の
今後の組立予定図

本(半X)
編集後記とWhat's New

ウェブ進化論
-本当の大変化はこれから始まる-
  

梅田望夫著

ちくま新書
筑摩書房発行

1990年代にインターネットが登場したが、
本格的に実用できるようになったのは
まだ10年ぐらいである。

特に比較的安価に常時接続が
可能になってからは、その利用価値が
飛躍的に大きくなった。

田舎に住んでいても、
インターネットによって、世界中の
情報やデーターベースを
検索し使用できることは、本当に
すばらしい世の中になったものである。

我60数年の人生を振り返ってみても、
パソコンとインターネットとの
出会いがもっともインパクトある
イベントであったように思える。

この本は、日々、ますます
進化しているインターネット社会と、
ウェブ時代をどう生きるかについて、
ブログ、ロングテール、Web2等の
新現象について解説している。

今後のWeb世界の変化と発展が
楽しみである。


左の『ウェブ進化論』によれば、
現在のインターネット社会、
Web時代の最先端を行く
企業が『Google(グーグル)』で
あるという。

Googleはインターネット検索サイト
としてなじみがあるが、
目に見える製品、手で触れられる製品は
作っていない。
あくまでWeb上での電脳集団である。

Googleの企業使命は、
『世界中の情報を体系化し、
ネット上でアクセス可能で
有益なものにすること』であるという。

そのグーグルが提供する一つに、
『グーグルアース』というフリーソフトがあり、
無料でダウンロードできる。
このソフトによれば、
地球上全ての地域の
航空写真や衛星写真がみられる。

京都や大阪などの主要都市であれば、
ビル等の建物まで鮮明に見える。
我が家の周辺でも、川や道路は
確認できた。

下の本は、
これらグーグルが提供する
サービスの活用方法が紹介されている。
(創藝舎著 三笠書房発行)





No.76  2006年5月下旬号 (5月30日発行)     写真はクリックで拡大

マイロボットの組立(第12号、第13号)

(写真はヒューマノイドロボットPINO。Open PINO PlatformのHPから借用)

11号から、マイロボットの胴体フロント部のバッテリーケースの組立が始まっている。
13号になって、メインスイッチやインターフェースボード、コネクター等が送られてきて、
それらの組立と配線に、少しはロボットの組立らしい感触が出てきた。


人間にとって、歩く、走る、跳ねる等の動作は、ごく当たり前のものであるが、
ロボットにとっては、かなり難しい動作のひとつである。

ニ足歩行ができるロボットとしては、ホンダやソニーといった大企業製のロボットが有名であるが、
上の写真は、
文部科学省関連の科学技術事業団のプロジェクトで1999年から研究開発が始まり、
2003年に完成したヒューマノイドロボットPINOである。(身長70cm、体重4.5.kg)
このロボットは、安価なシステムを目指して研究されたもので、
このPINOに関する全情報(機構、電装系、ソフトウエア)は、
Open PINO Platformとして、Web上で公開され、低価格で誰もが研究に
参加できる状況になっている。

第12号の部品一式
バッテリーケース下部と
ステー
バッテリーケース下部に
ステーを
ビスで取付
裏面の状態

第13号の部品一式
メインスイッチや
コネクター類
11号に付属した
バッテリーケース上部に
13号の部品を取付
インターフェースボードを
取り付けて
コネクター間を接続する
このバッテリーボックス
には、単3電池が
8本収納され、
このロボットの
エネルギー源となる。

このバッテリーボックには
後で
接近センサーや
ブレッドボードが
取り付けられる。
バッテリーケース下部を
組合わせてビスでとめる

(バッテリーケース下面)
バッテリーケースの
上面

本(半X)
編集後記とWhat's New

死の壁


養老孟司著

新潮新書

新潮社
発行

かってベストセラーとなった『バカの壁』に
続く、養老孟司氏の新潮新書第二弾である。

養老孟司氏の本は、
『バカの壁』を読んでいないが、
『新・バカの壁』に続いて、2冊目になる。

解剖学者であり、趣味は『虫の採集』という
氏のパーソナリティに引かれて
読んでみたものである。

人間は一生に一度は確実に、しかも
100%の確率で死ぬものである。
それにも係わらず、
現代人は、あまりにも、
『死』に恐怖を覚え、『死』を忌み嫌っている。

この本は、
各種『死』のエピソードを紹介しながら、
『死』に対する著者の考え方が
書かれている。



今年の田植も、
5月24日、1日で終わった。
この地区では一番遅い時期の
田植であった。

今は、なんとも弱々しい苗の感じであるが、
約3ケ月後の9月始めには
もう刈り取りできるようになる。

写真の軽トラックは、
昭和63年(1888年)製、
マツダポーターキャブで、
18歳の高齢であるが、現在猶健在である。

最近では、この三角窓の車は珍しく、
ますます愛着が増し愛用している。

今年秋には車検を迎えるが、
まだ車検を受けようと思っている。