No.45  2005年2月上旬号 (2月1日発行)     写真はクリックで拡大

義母の短歌


(写真は手製の歌集)

義母(家内の母)は今年81歳である。
天気が良ければ、家の回りの畑の花の手入れや、山菜料理つくりと元気である。

その義母が平成4年から短歌を作り始め、綾部の『礁 短歌会』へ入会、
平成9年には馬場あき子氏主宰の『花林の会』に入会し、
毎日、三十一文字の歌つくりに励んでいる。

惜しむらくは、我々には歌心がないばかりに、
せっかくの歌もよき理解者となりえていないのが残念である。。

願わくば、ここに公表することによって、世の歌心のある人達の目に留まり、
読んでいただければ幸いである。



四分の 三の人生 越え来たり 明日食ぶる一合を きしきしと砥ぐ

(平成五年度第7回中丹文化芸術祭 知事賞)


物体の ごとく伸びいる 脚四本 工夫は昼を 深く眠れり
(平成六年度第8回中丹文化芸術祭 知事賞)


働けと 親のさずけし 手のひらの 熱きに今日も にぎる鍬の柄
(平成十二年度第11回綾部短歌大会 市長賞)


橋ひとつ 渡れば海の 匂いして 海ねこ白き 腹ひるがえす
(平成15年度上田三四二賞)


耕運機の 爪を知らざる 痩せ畑 わが打つ鍬に 膨らみ光る
(平成十六年度第16回綾部短歌大会 文化協会長賞)


子育てに 髪乱れても 行儀には 厳しかりしよ 夢に笑む妣
(京都新聞社賞)


このほかに、これまでに作った歌は数千首になるものと思われる。
歌林の会発行、月間歌誌『かりん』に掲載された歌、378首を、
特集号に記載した。
ここをクリックしてください)

本(半X)
詩吟(半X)

新平家物語(第1巻)

新平家物語
(全16巻)

吉川英治著

講談社出版

今年のNHK大河ドラマ『義経』が
この年頭から始まっている。

ここ数年、
大河ドラマを見ることはなかったが、
今年はこのドラマを見ながら、源平の
反対の立場・平家側から書かれた
この本を読みなおすこととした。

この本は、
吉川英治氏が七年の歳月をかけて
書かれた、超大作(16巻)である。

第1巻は、清盛の貧しい少年時代から
時子との結婚、そして平氏のリーダと
なっていく過程が描かれる。

また、鳥羽法皇を中心とした、
宮廷と藤原一族内の権力争いの
描写も生々しくおもしろい。

主な登場人物
(今回は平氏系を記す)

伊勢ノ平太清盛(後の平 清盛)
時子(妻)
重盛(長男)
基盛(二男)

正盛(祖父)
忠盛(父、本当の父かは?)
泰子(母)
経盛(弟)
有子(義母)
家盛(義弟)
頼盛(義弟)
忠盛(義弟)

木工助家貞(郎党)
忠正(叔父)

権太夫時信(時子の父)
時忠(時子の弟)
滋子(時子の妹)



初吟詠詩舞発表会


1月23日
ホテルロイヤルヒル福知山で
吟道大雅流頌風館総本部
初吟詠詩舞発表会が開催され参加し、
教場の先輩達と松口月城作
『賀結婚』を合吟した。

発表会の後の懇親会には、
皆さんの立派な隠し芸も飛び出し、
楽しい一日であった。

編集後記とWhat's New


義母が作った短歌で、
月間歌誌『かりん』に掲載された歌、
54首を特集号に載せました。

まだ300首以上あるので
順次追加していきます。

歌の先生についたわけでもないのに
語彙が豊富、表現が上手な事、
難しい漢字をよく知っていることに
驚かされます。

こんな漢字は読めませんでした。
妣(ひ、死んだ母のこと)
怺える(こらえる)
谺(こだま)、恙なく(つつがなく)
謳う(うたう)、壜(びん)


『新平家物語』は今から23年前に
初めて読んだもので、
今回は3度目ですが、
新たな面白さがあります。




No.46  2005年2月下旬号 (2月19日発行)     写真はクリックで拡大

R/Cプレーン 二号機


R/Cプレーン一号機[ユニオンモデル(株)製、イエローカブ、1CHラダー、130クラスモータ]は
なんとも非力であった。横から少しの風を受けるだけで、すぐに墜落してしまった。
そこで少しパワーアップした380クラスをR/Cプレーン二号機に選定した。

初飛行は風の無くなる春以降か?。


<機体緒元>

製造元:京商株式会社
形名:スプリーM29
キット:ARF(メカ部以外は組み立て済)
長さ:720mm
翼幅:1040mm
重量:490g(完成後の実測値)
(カタログ値は約450g、少し重くなった)
翼面積:14dm
翼荷重:35g/dm
モータークラス:380

<メカ部の組立>

機体はメカ部以外ほとんど組立済で
あるため、写真の部分のみの組立である。

1:エレベーターサーボ(フタバS3103)
2:ラダーサーボ(フタバS3103)
3:受信機(フタバR114F)
4:モータコントロールSW
(フタバMC117)
5:電源SW(MC117に付属)
6:ニッケル水素バッテリー

(京商7.2V−900mAh)


<写真左>
ラダーリンケージ(垂直尾翼で方向制御)


<写真右>
エレベータリンケージ(水平尾翼で高低制御)


<送信機(プロポ)>

製造元:双葉電子工業(株)
形名:6EXA
(2スティック方式、6チャンネルFM送信機)
送信周波数:40MHz帯
変調方式:FM(周波数変調)
使用電源:12V(単3乾電池8本)

本(半X)
小さな旅(半X)

新平家物語(第2巻)

新平家物語
(全16巻)

吉川英治著


講談社出版

第2巻では、平安時代に終わりを告げ、
平氏、源氏の武家政治へと転換する
きっかけとなった『保元の乱』が描かれる。

この当時、天皇の上に上皇がおられる
という変則的な院政が敷れた時代である。
いずれの世も、並び立つ者は仲が悪い。

保元元年(1156年)7月11日、
睨み合っていた天皇側と、
上皇側とで遂に戦乱となった。
この皇室と皇室との戦いが
『保元の乱』である。

それは、父と子、兄弟、叔父甥を
真二つに分けての戦いであった。

たとえば、
<内裏方>       <新院方>
後白河天皇・・(
ご兄弟)・・崇徳上皇
関白忠通 ・・・(
兄弟)・・左大臣頼長
同    ・・(
父子)・・宇治入道忠実
源 義朝・・(
父子)・・源 為義
同   ・・(
兄弟)・・頼賢、為朝等6人
平 清盛・・(
叔甥)・・平馬助忠正

後白河天皇側は上皇側を破り、
崇徳上皇は讃岐に流された後、
9年後に死亡する。

吉川英治氏は文中で、
『まことに、保元の乱を書くことは苦しい。
その時代から8世紀もへだてた
今日においても、そくそくと胸が痛んでくる』
と書いておられる。


厄除神社大祭


今年は、娘が本厄、家内が後厄である。

2月18日
高良厄除神社(福知山市鋳物師町)で
厄除神社大祭があり、お参りし、
この一年の平穏を祈願してきた。

18日の午後からお参りが増えて、
18日と19日の2日間で、
例年、一万人のお参りがあるという。

編集後記とWhat's New


去る2月1日、NHK『プロジェクトX』で、
町工場復活のへりコプター』が
放送された。

35年前、倒産の危機にあった
ヒロボー(広島紡績)が、
ホビー用ヘリコプターへの転換に
社運をかけ、現在は世界一のメーカと
なる記録であった。

上の写真は、昨年我田でもやってもらった
無線操縦ヘリによる薬剤散布である。

きっとヒロボー製のヘリであると思う。
操縦技術も見事であった。

いつかR/Cヘリも飛ばしてみたい。