No.141  2009年2月上旬号 (2月15日発行)     写真はクリックで拡大

RC ヘリ講座(24)  スワッシュタイプ

写真左がキャリバー400でスワシュ『1−S』右がキャリバー450Vでスワシュ『3−S)』

ラジコンヘリが、前後、左右、上下に動くのは、操舵系に組込まれたスワッシュプレートを
前後、左右に傾け、上下運動をさせることで、その動作をメインローターに伝達し、
ローターのピッチ角を変えることで可能としている。

このスワッシュプレートを動かす方式には、『1−S』タイプと『3−S』タイプの二種がある。

『1−S』タイプとは、スワシュプレートとエルロンサーボ及びエレベーターサーボとが
90°間隔でリンケージされる構造で、エルロン方向の傾きは、エルロンサーボのみで、
エレベータ方向の傾きは、エレベータサーボのみで動かしている。
ピッチサーボの動きは、スワシュは動かさずスライドブロックを上下に動かしている。
サーボとのリンケージがシンプルとなる特徴がある。(見た目にも構造がわかりやすい)

『3−S』タイプとは、スワシュプレートとエルロンサーボ、エレベーターサーボ、ピッチサーボが
120°間隔でリンケージされる構造で、エルロン方向の傾き、エレベータ方向の傾き、
ピッチ方向の上下移動は、3つのサーボの同時動作により動かされている。
3つのサーボの動作量はプロポ側のミキシング機能で行われる。
舵を切った時のサーボへの負担が、3個のサーボに分散されサーボにやさしい構造といえる。
(見た目にはサーボの動きが複雑でわかりにくい)

本(半X)
編集後記とWhat's New

柳生宗矩(1)

山岡荘八著

山岡荘八
歴史文庫

講談社発行

さあ、次ぎは何を読もうかと思って
本棚から引っ張り出したのは
この本である。

本の裏表紙には、昭和61年10月8日
第1刷発行とあるから、今から20数年前に
読んだ本である。
ほとんどストーリは覚えていないが、
この当時、山岡荘八氏の
『徳川家康』26巻等のシリーズを
夢中になって読んだ記憶がよみがえる。

中でも、剣の達人、
柳生石舟斎やこの柳生宗矩は
おもしろかった。

この第一巻は、
柳生但馬守石舟斎宗厳の五男
柳生又衛門宗矩が、
父石舟斎とともに、京都で
徳川家康に謁見するところから始まる。

1598年8月18日
不生出の英雄
太政大臣従一位豊臣秀吉は63歳を
一期としてついにこの世を去った。
柳生宗矩28歳。


わが人生最良の瞬間


文藝春秋二月号の特別企画に、
『わが人生最良の瞬間(とき)』と題した
30人の著名人の文章がある。

ところで、人生の第4クオターを曲がった
我人生の最良の瞬間は
どの時であったのだろうか。

人生を四つに区切った
『学生期』も楽しかったが、特別の
思い出も少ない。
仕事に励んだ『家住期』は、一番
華々しい時期であったが、
それなりに苦しかった思い出も多い。

そして生活のための仕事を引退した
現在の『林住期』は、
この『我人生最良の瞬間』のときの
ように思う。

人生80年といわれるが、
平均的な健康年齢は、72〜73才
ぐらいまでらしい。
あと元気に人生を楽しめるのは、
せいぜい7〜8年ぐらいか。

このときをさらに最良に
生きたいものである。





No.142  2009年2月下旬号 (2月27日発行)     写真はクリックで拡大

R/C ヘリ講座(25) 空撮

世の中にはラジコンヘリマニアが大勢いて、その楽しみ方をブログ等に公開されている。
ラジコンヘリの楽しみ方は、大別して下記の3種類のようである。

@ 飛行技術の向上を目指し、過激な曲芸もどきのアクロバット飛行を楽しむ。

A 機体を実機のヘリにできるだけまねて作り、そのスケール感を楽しむ。

Bヘリに小型ビデオレコーダーを搭載し、空中撮影(空撮)の動画を楽しむ。

私的には、もうアクロバット飛行を練習する根性も無く、スケール感を楽しむ財力もない。
そこで最近始めたのが空撮である。


下記は、現在の飛行ホームグランド、近くの田んぼ周辺の空撮ビデオである。




左はヘリに搭載のビデオレコーダーである。

長万部航空機から購入したもので、
寸法、重量:19×73×12mm 17g
解像度:640×480 130万画素
記録媒体:マイクロSDカード 2GB
最大録画時間:約80分
ファイル形式:AVI(録画) WAV(録音)
バッテリー:リポバッテリー内臓


左はヘリ機体への取付け状況である。

小型ヘリであるので、振動が大きく、
振動対策が重要で難しい。
この機体はEPキャリバー450Vで
上の動画はこの状態で撮影したものである。
EPキャリバー400に比較して
格段に振動が小さい。


本(半X)
編集後記とWhat's New

柳生宗矩(2)

山岡荘八著

山岡荘八
歴史文庫

講談社発行

不世出の英雄、豊臣秀吉が世を去ると、
世の中は一気に不穏な空気となる。

秀吉の子、秀頼を擁立する石田三成の
関西勢と徳川家康らの関東勢との
激突が始まった。
1600年9月15日の関ヶ原の戦いである。

徳川家康の側近となった
柳生宗矩は、家康に近侍し戦功をあげ、
この戦いは東軍の大勝に終わる。
その後、宗矩の戦功が認められ、
家康の子、大納言秀忠の兵法指南となる。
宗矩31歳。

1603年、家康は征夷大将軍となり
江戸に幕府を開く。この年、
秀頼に、秀忠の子・千姫をめあわす。


広島、山口方面への旅


日本三名橋、日本三大奇橋の
ひとつである、岩国の錦帯橋である。
この橋の曲線はカテナリ曲線という。
錦帯橋ホームページに詳しい。


日本三景の一つ、安芸の宮島である。
この厳島神社は世界遺産に登録。


広島の原爆ドームである。
現在保存のための補修中。