No.145  2009年4月上旬号 (4月14日発行)     写真はクリックで拡大

R/C ヘリ  イノベーター(その1)


次世代電動へり・革新的ヘリとして、昨年末に発売されたのがイノベーター(Innovator)で、
設計は田屋エンジニア(株)、製造は台湾のサンダータイガー社であある。

イノベーターには2種類の機体があり、
入門者向けの『MD530』とRCヘリ経験者向け『EXPERT』である。
MD530は、スケールボディを搭載し、比較的マイルドな飛びに設定され、
EXPERTはスポーティなボディで、3Dフライトも可能とされている。

写真左は、この度入手した『EXPERT』の機体で、写真右がそのプロポである。

このヘリが革新的と言われるところとは、何なのか?

その1
このヘリは、パソコンとの接続が可能で、別売りのパソコンソフトを使用して、
ピッチカーブやスロットルカーブ、ジャイロの設定などが可能である。
これらの設定値は、機体のメモリーに保存される。
ソフト上で設定値やアップグレード部品を選択して、付属のフライトシュミュレーター(FMS)で
フライト確認が可能である。

その2
フライト時のモーター電流値やローターの回転数、バッテリー電圧、バッテリやアンプの
温度等が、データーロガーとしてメモリーに記憶され、フライト後パソコンから呼び出して、
分析と設定の効果が確認できる。

その3
メカ類は全て専用設計パーツで構成され、ユニット化されている。
サーボはピッチコントロールアームを兼ねたエルロンサーボユニットと
ラダー、エレベーター、ピッチの3つのサーボが一体化されている。
また、アンプや受信ユニット、ジャイロ等はマイコン等と共に基板に配置され、
コントロールユニットを構成している。

その4
プロポもイノベーター専用で、2.4GHz帯を使用し、バンド管理の心配がない。

このイノベーターはパソコンとの親和性があり、拡張性が期待でき楽しめるラジコンヘリである。
現在、発売されて日が浅く説明書等が十分でなく、壊した場合修理が大変なようであるが、
今後の改良と発展に期待したい。


次回はもう少し詳しく紹介したい。

本(半X)
編集後記とWhat's New

下流の宴

林 真理子著

毎日新聞に
連載中

3月1日から
毎日新聞に連載中である。

中年女性が主人公で、
自他共に認める中流家庭の主婦である。
その平和な家庭に突然、
降ってわいたような不幸が起こった。

期待の息子が、
高校を中退し、アルバイトを始めたのだ。

そして、
18歳のこの息子が、結婚するといって、
22才の彼女を連れてやってきた。
毎日毎日が嘆きの連続である。

この小説は面白い。
一息に読ませてくれる筆力を持っている。
最後には、この不幸が幸福に変わる
ドンデン返しのネタが用意されて
いるようである。

     直木賞、柴田錬三郎賞、
吉川英治文学賞を受賞された
林 真理子氏の小説は、
今までに読んだことは無かったが、
この作者の小説は
なかなか面白そうである。


小学校入学式


3月23日の小学校卒業式に続いて
4月9日、
母校の小学校入学式に出席してきた。

昨年の入学生は15名であったが
今年は5名と激減である。

50数年前の私達の入学は
2クラス80名ほどであった。

体育館も教室も立派になっているが
全校生徒81名で寂しい限りである。

旧町内の他の2校も、それぞれ
5名づつの入学生であるという。

この小学校ではまだ複式授業は
行われていないが、他の2校では
複式授業とのこと。

小学校の統合も時間の問題かもしれない。
(保育園は、11年から統合とのこと)

写真は入学生が壇上にあがり
在校生代表から歓迎の言葉を
受けているところである。




No.146  2009年4月下旬号 (4月30日発行)     写真はクリックで拡大

R/C ヘリ  イノベーター(その2)


写真は
左から電動400クラスの京商製キャリバー400、450クラス京商製キャリバー450V、
そして右がTAYAイノベーター(Innovator)である。
下表の構造比較の通り、イノベーターは450クラス電動ヘリである。

イノベーターの中央に位置するコントロールユニットの中の受信機は、
2.4GHzに対応している。
2.4GHz周波数は、従来の72、40MHzと周波数が違うというだけではなく、
送受信機は双方でリンク、またはバインドされることで、
その受信機はその送信機からの電波しか受け取らないため、
同一周波数であっても混信することはない。

         キャリバー
400(XP)
キャリバー
450V
イノベーター
EXPERT
全長(mm) 605 660 650
全幅(mm) 122 110 135
全高(mm) 219 228 245
メインローター径
(mm)
655
(長さ285)
735
(長さ325)
712
(長さ305)
テールローター径
(mm)
155
155 135
ギアーレシオ 9.8:1:4.8 9.8:1:4.8 11:1:4.95
全装備重量(g) 780 800 825
バッテリー 11.1V Lipo 11.1V Lipo 11.1V Lipo
モーター 200W
ブラシレス
270-350W
ブラシレス
? W
ブラシレス
モーター KV 2750 3600-3100 3800
適用アンプ(A) 25 35 55
スワッシュタイプ 機械式 120°
スワッシュ
機械式
リンケージ 片引き 全て両引き 一部両引き
送受信周波数 40又は72MHz 2.4GHz

本(半X)
編集後記とWhat's New

宮本武蔵(一)
地の巻

吉川英治著


講談社発行

この本は、昭和56年発行であるから
今から28年前に買って読んだ本である。
読むのは今回で3度目になると思う。

昭和11年の初版で、吉川英治氏は
序文に次のように書かれている。

『繊細に小智にそして無気力に
堕している近代人的なものへ、
私達祖先が過去には持っていたところの
強靭な神経や夢や真摯な人生追求をも、
折には、甦えらせてみたいという
望みも寄せた。

とかく、前のめりに行き過ぎやすい
社会進歩の習性に対する反省の文学
としても、意義があるのではあるまいか、
などとも思った。
これらがこの作品にかけた
希いであった』

初版から70年以上経た今なお、
この序文は新鮮である。


地の巻では、17歳の
新免武蔵(たけぞう)が、播州宮本村を
飛び出し、関ヶ原の合戦に
加わるところから始まる。


松尾神社神幸祭

かって、この地域の氏神さん・王歳神社の
神輿の由来について紹介したが、
4月26日
その松尾大社神幸祭にお参りしてきた。

写真(中)は、
桂川を渡る船渡御。
詳細はこのホームページに詳しい。