No.133  2008年10月上旬号 (10月14日発行)     写真はクリックで拡大

王歳神社秋季大祭

(写真右は神輿渡御前の記念撮影、白い法被が櫟谷会の皆さん)

10月12日(日)は当地域の氏神さん・王歳神社の秋季大祭であった。

9時に祭礼、各団体さんによる催しの後、午後1時30分から恒例の神輿渡御であった。
今年の神輿渡御には、京都松尾大社のお祭り・松尾祭に神輿を担がれている
櫟谷会(いちたにかい)の皆さんの参加があり、にぎやかな渡御となった。

王歳神社の宮司さんである歴史家の調査によれば、この神輿は、

今から約300年前の寳永(ほうえい)三年丙戌三月二十一日(1707年)、
岡田貞八郎氏の作であるという。(神輿の内部の壁に記載あり)

京都嵐山の『櫟谷(いちたに)神社』の神輿となり、松尾大社の松尾祭で
神幸祭』『還幸祭』に加わり、桂川渡御の六基中の一基であったという。

その後、縁があって約160年前の弘化二年(1845年)に当王歳神社の
神輿になったとのことである。

松尾祭では、現在もなお桂川を渡る渡御があり、お越しいただいた皆さんは、
この松尾祭で、毎年神輿を担いでおられる方々である。

どのような因縁で、お越しいただくことになったのか?。
それはこのホームページが取持つ縁であった。

昨年の10月にこのホームページに掲載した、王歳神社のお祭りの写真が、
櫟谷会の方の目にとまったのが発端で、数回のメールのやり取りの結果、
このたびの訪問となったものである。

この出会いを大切にして、今後共お付き合い願いたいものである。

本(半X)
編集後記とWhat's New

翔ぶが如く(七)

司馬遼太郎著

文春文庫

(株)文藝春秋

西郷隆盛は、三百万士族の期待から
逃れるように、薩摩の山中で、
狩猟の日々を送っている。

しかし
新政府を転覆させようと考える、
各地の反乱グループは、
西郷の立ち上がりを、今か今かと
待っている。

西郷が、征韓論に敗れて、
薩摩へ帰って作った私学校
(実質は薩摩の軍隊)
の生徒が、政府の弾薬庫を襲撃する
事件が発生した。

明治10年2月6日、
私学校での最終の大評定が始まった。
出兵に対する、賛否両論が出た後、
桐野利秋の
『それでは西郷先生の
ご裁断を仰ぎます』の声に、

西郷はゆっくりと立ち上がり、
会場を眺めていたが、やがて
口をひらいた。

『自分は、何もいうことはない。
一同がその気であれば
それでよいのである。
自分はこの体を差し上げますから
あとは良いようにしてくだされ』と
いったという。

この一言で、出兵が決定した。

西郷の考えは、
あくまでも出兵には反対であったのに
である。これより西南戦争が始まる。


王歳神社秋季大祭写真集

一番下の写真は、
渡御終了後神殿前で、
櫟谷会の皆さんによる
神輿担ぎの披露。




No.134  2008年10月下旬号 (10月30日発行)     写真はクリックで拡大

R/C ヘリ(5) ヒロボー SRB Quark

(写真左がXRB−SRシャトル 右がSRB Quark)

ラジコンヘリへの入門は、昨年(2007年)11月に購入の
ヒロボー製のXRB−SRシャトルであった。
その後、スケールアップをして、今年の1月から400クラスの電動ヘリ
京商製 EPヘリ キャリバー400に凝っている。

シングルローターヘリである、キャリバー400の操縦に、四苦八苦している時に
雑誌の懸賞に当選し出版社からプレゼントされて入手したのが、
写真右の、京商製SRB Quarkである。

SRB QuarkはXRB−SRの上位機種と位置づけられ、
大きさはXRBとほぼ同じであるが、キャリバー400と同じシングルローター方式である。

同軸反転ローター方式のXRBは安定度抜群であったが、風には弱く、
ほとんど室内専用機であった。

SRBは操作は難しいが、風には少しは強く、1〜2m/秒程度の風であれば
屋外で思いっきり飛ばすことが出来る。

最近では、SRBの操縦に慣れてきて、かなりハードな飛行も出来るようになってきて
家の回りの空き地で飛行を楽しんでいる。

操作はキャリバー400も同じとはいうものの、キャリバー400は
SRBの様に飛ばすのは、まだまだである。

SRB Quarkのテクニカルデータは下記である。( )内はXRBの緒元。

全長:350mm(394mm)
全幅:72mm(79mm)
全高:146mm(185mm)
全備重量:170g(195g)

ギアレシオ:5.29:1:4(9.857:1) 
メインローター径:355mm(350mm)
テールローター:106mm(テールローターなし)

バッテリー:7.4V480mAHr リポ(7.4V720mAHr リポ)
メインモーター:ブラシレスモーター(コアレスモーター2基)
テールモーター:コアーレスモーター(テールモーターなし)
アンプ、ジャイロ、受信機:専用制御ユニットに内臓(同じ) 

本(半X)
編集後記とWhat's New

翔ぶが如く(八)

司馬遼太郎著

文春文庫

(株)文藝春秋

明治10年2月17日
西郷隆盛は、陸軍大将の肩書きで
一万数千の兵を率いて出兵した。

南国の地の薩摩には珍しく
連日の雪降りであった。

西南戦争が始まった。

東へ向かう西郷らに対する政府軍は、
熊本城内の熊本鎮台(兵三千)である。

熊本鎮台司令長官、陸軍少将
谷千城は、乃木希典らの政府援軍を
待っての篭城である。

薩軍の勇将、桐野利秋は、
『熊本城は、この青竹でひとたたきで
ごわす』と言ったといわれるが、
政府軍を相手に、
西郷の弟、小兵衛が戦死するなど
西郷軍は苦戦の連続であった。


今年の祭りが新聞に


10月17日
今年の王歳神社秋季大祭の様子が、
この地域の新聞
両丹日日新聞に紹介された。

10月12日の秋季大祭に、
京都松尾大社で神輿を担いでおられる
16名がこられて、
こちらの神輿を担いでもらった。

このいきさつを新聞の記事にされ、
『神輿が縁の交流始まる』の
見出しであった。

この縁を大切にしていきたい。